翼の姫君と殺人鬼――トモコレ新生活から着想を得て
※血飛沫が体についている程度ですが、イラストに若干グロテスクな表現が含まれているため念のためお知らせしておきます。万が一苦手な方がいましたら閲覧ご遠慮ください
「トモコレ新生活」。
本来は、自分と親しい人や、家族にそっくりなMiiを登録し、ゲーム内で勝手に築き上げられていく人間関係を眺めるのが作品の本来の楽しみ方なのだろうと思います。
しかし、創作大好きな人にとっては、「トモダチコレクション」ならぬ「オリキャラコレクション」を作ることも可能なわけで。
以前の記事にも書きましたが、私は自分で作ったオリジナルキャラクターを登録して遊んでいます。
自分の脳内設定を離れて、思わぬ方向に交友関係が広がっていくのを眺めるのはとても楽しいです。
その一例が彼ら。
いずれも小学校5年生の頃に作成したキャラクターで、それぞれ別のマンガ(※小学生の頃、自由帳に描いていた自主制作のマンガ)の登場人物が、世界の垣根を超えてカップルになってしまいました。
片方の金髪の女性は、白い翼を持つ種族の姫君。
もう片方は、物語中で連続殺人を犯して逃亡中の殺人鬼。
(↑小学生らしいキャラ設定だなと改めて思う)
……なんだか、禁断の恋って感じがします。
すごく創作意欲を刺激するようなシチュエーションでしたので、もし彼らが、自分が過去に描いたマンガの世界で出会っていたら?というifを想像して一枚のイラスト……いやこれ、ノートに描いちゃってるので、ただのらくがきですね。
まあとにかく、絵にしてみました。
隣の島に住む黒い翼の一族が、白い翼の姫君の命を狙ってやってきた。
その黒い翼の男どもを、一瞬にして消し去った男がいた。
翼の少女は呆然とその男の姿を見つめていた。
姫君は心の綺麗な人(のはず)ですが、こういう危ない男に惚れてしまう危うい一面ももしかしたらあるのかも……?なんて考えちゃったりしました。
トモコレは創作好きの人にとってみると、創作意欲が湧くようなシチュエーションに出会うこともあるので飽きないし、結構楽しいなって思います。
ポケモン映画4作目「セレビィ 時を超えた遭遇」の音源を入手したので部分的に感想を書いてみた
ずっと手に入れられなかったポケモン映画4作目「セレビィ 時を超えた遭遇」の劇伴CDをレンタルすることができ、音源入手に至りましたので、感想を書いていきたいと思います。
……あ、全部は書いてないです。勝手でごめんなさい。
聴いていて特に印象に残った曲とその感想を挙げていきますね。
~アルバム収録曲の感想(※印象に残ったもの)~
♪森の伝説のテーマ
なんかゼルダっぽいなって思ってしまいました^^;
雰囲気的にはそんな感じ出てると思います。
ケルト音楽?っぽい感じの笛の音が、古の森の空気を演出している感じです。
♪ビシャスのテーマ
本作の悪役・ビシャスのテーマ。
アルバムの収録順的に、セレビィの神秘的な雰囲気をぶち壊す感じで入って来てて
いいなと思いました(笑)
セレビィを捕らえようとする映画の一場面が思い浮かぶようです。
♪タイトルテーマ
ちょっとまた冒頭部分に変化がありました。バイオリンの音程が高くなってるかな?
年々ちょっとずつ変化を加えているのがいいなと思います(笑)
♪飛行~伝説へ
……これ、あれですかね。セレビィの力でサトシとユキナリが森の中を飛んでいく
場面で流れた一曲ですかね?
空を飛ぶ雄大な感じが出てます。そして最後の方にはさりげなく
「森の伝説のテーマ」で使われた笛の音が。
♪ゴーレムセレビィ
自我を失い、ゴーレムと化したセレビィのテーマ。
荒ぶる森の神といったところでしょうか……
でも、サトシと仲良くしてた頃の面影がなくなり暴走する姿はどこか哀しくもあり。
恐ろしさと哀しさが表現された一曲だと思います。
♪スイクンのテーマ
救世主登場!って感じでカッコよく登場した覚えが。
スイクンって見た目もカッコいいですし、助けに入るって時点でかなり
イケメンポイントが高いですよねw
サトシとユキナリを乗せて華麗に飛んでいきますが、
ゴーレムセレビィに捕まって苦戦したりもしていたような。
そんな苦しい戦況も曲の中に表現されているように思います。
♪セレビィいっぱい
力を使い果たし、瀕死になったセレビィが、
他の時空からやってきたセレビィに助けられる場面で流れる曲ですよね。
これも妙に覚えています。
女性の綺麗な声が入っていて、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
「復活!!」って感じですね。
≪全体を聴いて≫
やっぱりポケモン映画音楽ってはずれがないなあという印象です。
どの作品でも、すっごくこう、見ている人の心を揺さぶるような音楽で……
宮崎さんってほんとにすごい方だなあと思ってしまいます。
……語彙力死んでますね。
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……ところでこのブログ、最近音楽紹介ブログと化しているような気もしますね……。
イラストの方はちょっとスランプ気味で、ゲームも全然遊べてません。。。
もっと存分に遊ぶべきでは?なんて思ったりもしますが……
なぜか、音楽の感想だけは書きたくなっちゃってしょうがないみたいなので、このまま書かせていただきました。
ミンキーモモのCDや書籍も手に入ったので色々書きたいこともあるのですが、それはまた後々……。
雑な感じですみませんが、ポケモン映画の音楽、ゆっくり聴いてみるのもいいんじゃない?という提案をしたいです。
お読みいただき、ありがとうございました。
CDで楽しむ「星のカービィ」オーケストラコンサート:第2部
「第1部」の更新から随分時間が空いてしまいました^^;(いつものことですが)
お待たせしてしまいましたが、
続きの「第2部」の感想を書いていきます!
- 7曲目 カービィのエアライドメドレー
- 8曲目 星のカービィ 鏡の大迷宮&参上!ドロッチェ団メドレー
- 9曲目 ボールになったカービィメドレー
- 10曲目 星のカービィ トリプルデラックスメドレー
- 12曲目 星のカービィWiiメドレー
- ~アンコール~
- 【全体の感想】
7曲目 カービィのエアライドメドレー
ゲームキューブで発売されたカービィのレースゲーム。
カービィらしく、シンプルな操作がウリです。
音楽も疾走感あふれるかっこいいものが多い印象です。
最初は「エアライド」のステージ音楽から。草のステージ「プランテス」で明るく始まり、火山のステージ「マグヒート」で重厚感豊か(←怪しすぎる日本語)な演奏に。
続いて、「シティトライアル」で伝説のエアライドマシンのパーツをそろえることで流れる曲「伝説のエアライドマシン」へ。エアライドのなかでもとくにカッコいい音楽ですね。スマブラでもアレンジ版が使われている人気曲(たぶん)です。
8曲目 星のカービィ 鏡の大迷宮&参上!ドロッチェ団メドレー
星のカービィ 鏡の大迷宮 [WiiUで遊べるゲームボーイアドバンスソフト][オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2014/10/30
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星のカービィ 参上! ドロッチェ団[WiiUで遊べる ニンテンドーDSソフト] [オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2016/02/10
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自分のなかでは「フラグシップメドレー」って名付けてますw
星のカービィを作っているのは基本的に「HAL研究所」という開発会社ですが、過去には別のゲーム会社とともに開発した作品もありました。
「鏡の大迷宮」と「ドロッチェ団」はどちらも「フラグシップ」という会社が関わっているので、ちょうどその組み合わせだなーと思って^^;
「鏡の大迷宮」からは、最初のステージ(曲名「森・自然エリア」)から、宇宙のステージ「キャンディコンストレイション」へ。
ゲームボーイアドバンスの音ながら、壮大な宇宙を表現したBGMには感動した覚えがあります。オーケストラでは優雅な雰囲気の演奏になっていました。
続いて「ドロッチェ団」からは最初のステージの曲「プリズムプレインズ」から「ドロッチェ団のテーマ」へ。
「ドロッチェ団のテーマ」、BGM中のネズミの鳴き声を表現したような効果音(?)も、バイオリンの音(だと思いますが)で見事に再現されていて衝撃を受けました。
9曲目 ボールになったカービィメドレー
Newニンテンドー3DS専用 カービィボウル 【スーパーファミコンソフト】 [オンラインコード]
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- 発売日: 2016/06/29
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タッチ!カービィ[WiiUで遊べる ニンテンドーDSソフト] [オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
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タッチ!カービィ スーパーレインボー: 任天堂公式ガイドブック (ワンダーライフスペシャル Wii U任天堂公式ガイドブック)
- 作者: 任天堂
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/02/20
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……すみません、序盤しかプレイしていないものが多く、正直元ネタが分からないものが多かったです^^;
最初の一曲目はなんだろう、、、あれ、カービィボウルのタイトル画面かな。。。
明るい曲から始まって、次はカービィボウル8面の曲へ。シリーズ中でもあまり聞けないような、不思議な静けさをもつ曲です。「雪ステージ」となっているようにしんしんと雪が降り積もっていく様子を表現したような一曲。
そこから先は、たぶんタッチカービィ。
DSも後半部分は未プレイで、後にWiiUで出た「タッチカービィ スーパーレインボー」も未プレイなため分かりません……ファンとしては悔しいところ。はやくやろうよ。
でも、ラストの曲は直前の曲と対比して明るく爽やかでいいなあと思いました。
10曲目 星のカービィ トリプルデラックスメドレー
3DSで最初の横スクロールアクションのゲームですね。
空に浮かぶ浮遊大陸「フロラルド」を舞台に、カービィがナゾのクモ男(ズラ疑惑あり)にさらわれたデデデ大王を助けに旅立つ……というのが表向きのストーリーです。
花や樹、植物をモチーフにした世界観がとても魅力的でした。
3DSの機能を存分に活かしたゲームでもあり、ジャイロセンサーを利用した仕掛けや、画面の手前と奥を行ったり来たりするステージなどがありました。
ホント、作品に盛り込まれたアイデアには脱帽しっぱなしでしたね。
このゲームは頻繁に立体視スイッチをオンにしてプレイしていた覚えがあります。
記憶に新しいので前置きでずらずらと書いてしまいましたが、曲の紹介と感想に移ります。
メドレーは最初のステージの曲「浮遊大陸の花畑」から明るく始まります。
ゲーム音楽はオーケストラで演奏するのが困難な速さのものも多く、冒頭の曲も少しスローテンポにしてありますね。
さりげなくリコーダーっぽい音が聞こえてくるのですが、何の楽器を使っているのだろう……。
ワンフレーズ演奏し終え、急に静かになったかと思うと次第に不穏な空気に……最終ステージの1ステージ目(分かりにくい日本語ですね。。。)で流れる曲「月影の帝都セクトラトア」へと繋がっていきます。
デデデは最後のステージにある王城に連れて行かれてしまうのですが、その王城の門を、カービィがワープスターで正面突破していく場面が印象的に残っています。
続いて、最後のボス戦ラッシュ前のイベントで流れる曲「あやつりの魔術師タランザ」へ。
この曲のあと、カービィシリーズではおなじみのラスボス連戦へと突入していきます^^;
そして……セクトニア第二形態の戦闘曲「狂花水月」が静かに始まっていきます……。
戦闘曲でありながら、悲しくも美しい旋律のこの曲。
オーケストラになってより一層、激しさと悲しさが高められている印象です。
自我を失い、暴走してしまった女王を止める手段は、彼女を倒すことにしかなかった……
そんな悲壮な雰囲気が漂う一曲です。
11曲目 星のカービィ ロボボプラネットメドレー
※未プレイのため、クリアしたその日までは聴かないようにしております……。
そういうわけで省かせてもらいます。すみません。
イントロだけ聞きましたが、すっごいワクワクする感じでよかったです(
12曲目 星のカービィWiiメドレー
星のカービィ Wii [WiiU版バーチャルコンソール][オンラインコード]
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2015/01/28
- メディア: Software Download
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「星のカービィWii」。その名の通り、Wiiで出たゲームです。
ゲーム開発から発売までにかなりの年数がかかり、ファンをやきもきさせた作品でもあったと思いますが、それだけに発売された時の喜びはひとしおだったと思います。
開発に時間をかけただけあってか、作品自体も非常にクオリティが高く、私の中ではカービィシリーズの1,2を争う作品でもあります。
こちらもメドレーの構成としては「トリプルデラックスメドレー」と非常に良く似ています。
最初のステージの曲「4人の仲間と:クッキーカントリー」から伸びやかに(?)始まっていきます。
続いて、空のステージ「ナッツヌーン」で流れた「スカイタワー」へ。
原曲は明るくアップテンポな曲ですが、オーケストラでは原曲の明るさを残しながらも落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
物語終盤、冒険の舞台は異世界の星ハルカンドラへと移っていきます。
メドレーも「スカイタワー」から最終ステージの曲「デンジャラスディナー」につながり、重苦しい雰囲気を奏でた後、
最終決戦の曲「CROWNED」へ。
こちらもまた、最後の戦闘曲でありながら悲しい雰囲気を漂わせている一曲です。
オーケストラでは悲しみがより強調されている印象を受けます。
その後、エンディング曲「Return to Dreamland」の最後のフレーズへとつながっていきます。
「Return to Dreamland」の終わり方ってこう、この物語は終わりだけど、その先にまだ新しい冒険が待ってるよ……みたいな、この先の希望みたいなものを余韻として残しているような曲だと私は感じています。
オーケストラの最後を締めくくるにふさわしい選曲だなと思ったりしました。
~アンコール~
あしたはあしたのかぜがふく
ゲームボーイで発売された第1作目「星のカービィ」のエンディング曲。
たぶんですが曲名はDSの「ウルトラスーパーデラックス」の時につけられたものだと思っています。(※違ったらごめんなさい)
明るいエンディングテーマですが、オーケストラ演奏では、ずんちゃっちゃ、ずんちゃっちゃという3拍子のワルツ調になっていて、なんだか舞踏会のような雰囲気に。
終盤はフィナーレにふさわしく、管楽器の音が高らかに響いて終わります。
銀河にねがいを:スタッフロール
ファンにも大人気(たぶん)のエンディング曲。
「カービィWii」をプレイする前までは、これが一番好きなエンディングテーマでした。
なんて表現したらいいんでしょうかね……口ずさめそうな覚えやすいメロディーで、明るく伸びやかな雰囲気でありながらも、後半部分はどこか切なさも感じさせられる一曲。曲の終盤でさりげなく「グリーングリーンズ」の後半部分のメロディが入ってくるのもまた感動を誘ってきていいですよね。
原曲の雰囲気を尊重しながら、オーケストラのフィナーレっぽいアレンジがされてる印象です(適当)。
なんかこう、この曲をバックに演奏者の名前とか流れてそうな雰囲気。
【全体の感想】
近年はゲーム音楽がオーケストラで演奏されることも珍しいことではなくなりましたが、「星のカービィ」という作品単体でのオーケストラ演奏(しかも公式による)は今回が初めてでしょう。
普段はポップで明るいBGMも、オーケストラになるとあまりにも壮大に聞こえてきて、「なにこれ、ほんとにカービィ??」と言いたくなるような衝撃がありました。
ですが、同時に感動も大きく。
オーケストラにアレンジされたことで、曲に込められたカービィの世界観が更に広がりを見せていたようにも感じました。
実際に会場で聴けなかったのが惜しいくらいの素晴らしい演奏でしたが、
CDで好きな時にオーケストラを楽しめるのも良いものですね^^
疲れた時などに聴こうと思います。
……ところで、10曲目に入っていた「狂花水月」という曲ですが、
私もかねてからオーケストラでの演奏を待ち望んでいたので、
今回収録されていて本当に嬉しくなりました。
実は、2014年のPRESS STARTの公演を聴きに行ったことがあったのですが、
演奏後のアンケートに「今後演奏してほしい曲はありますか?」
という項目があって、
私は迷いなく「狂花水月」と書いたんですね(笑)
実際に会場で聴けなかったのは非常に残念でしたが、
念願叶って本当に嬉しかったです。
最近はファンの方々によるゲーム音楽の演奏会も各地で開催されているようですし、
そちらにも一度行ってみたいなあなんて思っています。
カービィの音楽やゲーム音楽が、今後も更なる広がりを見せていきますように。
(数年前、ゲーム音楽で卒論を書こうとしたものの、章構成の段階で挫折して諦めたいとねでした)