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CDで楽しむ「星のカービィ」オーケストラコンサート:第2部

「第1部」の更新から随分時間が空いてしまいました^^;(いつものことですが)

お待たせしてしまいましたが、
続きの「第2部」の感想を書いていきます! 

 

 

7曲目 カービィのエアライドメドレー
カービィのエアライド

カービィのエアライド

 

 
ゲームキューブで発売されたカービィのレースゲーム。
カービィらしく、シンプルな操作がウリです。
音楽も疾走感あふれるかっこいいものが多い印象です。

 

最初は「エアライド」のステージ音楽から。草のステージ「プランテス」で明るく始まり、火山のステージ「マグヒート」で重厚感豊か(←怪しすぎる日本語)な演奏に。
続いて、「シティトライアル」で伝説のエアライドマシンのパーツをそろえることで流れる曲「伝説のエアライドマシン」へ。エアライドのなかでもとくにカッコいい音楽ですね。スマブラでもアレンジ版が使われている人気曲(たぶん)です。

 


8曲目 星のカービィ 鏡の大迷宮参上!ドロッチェ団メドレー

 
自分のなかでは「フラグシップメドレー」って名付けてますw
星のカービィを作っているのは基本的に「HAL研究所」という開発会社ですが、過去には別のゲーム会社とともに開発した作品もありました。
鏡の大迷宮」と「ドロッチェ団」はどちらも「フラグシップ」という会社が関わっているので、ちょうどその組み合わせだなーと思って^^;

 

鏡の大迷宮」からは、最初のステージ(曲名「森・自然エリア」)から、宇宙のステージ「キャンディコンストレイション」へ。
ゲームボーイアドバンスの音ながら、壮大な宇宙を表現したBGMには感動した覚えがあります。オーケストラでは優雅な雰囲気の演奏になっていました。

 

続いて「ドロッチェ団」からは最初のステージの曲「プリズムプレインズ」からドロッチェ団のテーマ」へ。
ドロッチェ団のテーマ」、BGM中のネズミの鳴き声を表現したような効果音(?)も、バイオリンの音(だと思いますが)で見事に再現されていて衝撃を受けました。

 


9曲目 ボールになったカービィメドレー

 

……すみません、序盤しかプレイしていないものが多く、正直元ネタが分からないものが多かったです^^;
最初の一曲目はなんだろう、、、あれ、カービィボウルのタイトル画面かな。。。
明るい曲から始まって、次はカービィボウル8面の曲へ。シリーズ中でもあまり聞けないような、不思議な静けさをもつ曲です。「雪ステージ」となっているようにしんしんと雪が降り積もっていく様子を表現したような一曲。

そこから先は、たぶんタッチカービィ
DSも後半部分は未プレイで、後にWiiUで出た「タッチカービィ スーパーレインボー」も未プレイなため分かりません……ファンとしては悔しいところ。はやくやろうよ。
でも、ラストの曲は直前の曲と対比して明るく爽やかでいいなあと思いました。

 


10曲目 星のカービィ トリプルデラックスメドレー
星のカービィ トリプルデラックス - 3DS

星のカービィ トリプルデラックス - 3DS

 

 

3DSで最初の横スクロールアクションのゲームですね。
空に浮かぶ浮遊大陸「フロラルド」を舞台に、カービィがナゾのクモ男(ズラ疑惑あり)にさらわれたデデデ大王を助けに旅立つ……というのが表向きのストーリーです。

花や樹、植物をモチーフにした世界観がとても魅力的でした。
3DSの機能を存分に活かしたゲームでもあり、ジャイロセンサーを利用した仕掛けや、画面の手前と奥を行ったり来たりするステージなどがありました。
ホント、作品に盛り込まれたアイデアには脱帽しっぱなしでしたね。
このゲームは頻繁に立体視スイッチをオンにしてプレイしていた覚えがあります。

 

記憶に新しいので前置きでずらずらと書いてしまいましたが、曲の紹介と感想に移ります。

メドレーは最初のステージの曲「浮遊大陸の花畑」から明るく始まります。
ゲーム音楽はオーケストラで演奏するのが困難な速さのものも多く、冒頭の曲も少しスローテンポにしてありますね。
さりげなくリコーダーっぽい音が聞こえてくるのですが、何の楽器を使っているのだろう……。

 

ワンフレーズ演奏し終え、急に静かになったかと思うと次第に不穏な空気に……最終ステージの1ステージ目(分かりにくい日本語ですね。。。)で流れる曲「月影の帝都セクトラトア」へと繋がっていきます。
デデデは最後のステージにある王城に連れて行かれてしまうのですが、その王城の門を、カービィワープスターで正面突破していく場面が印象的に残っています。
続いて、最後のボス戦ラッシュ前のイベントで流れる曲「あやつりの魔術師タランザ」へ。
この曲のあと、カービィシリーズではおなじみのラスボス連戦へと突入していきます^^;

 

そして……セクトニア第二形態の戦闘曲「狂花水月が静かに始まっていきます……。
戦闘曲でありながら、悲しくも美しい旋律のこの曲。
オーケストラになってより一層、激しさと悲しさが高められている印象です。

自我を失い、暴走してしまった女王を止める手段は、彼女を倒すことにしかなかった……
そんな悲壮な雰囲気が漂う一曲です。

 


11曲目 星のカービィ ロボボプラネットメドレー

星のカービィ ロボボプラネット - 3DS

星のカービィ ロボボプラネット - 3DS

 

※未プレイのため、クリアしたその日までは聴かないようにしております……。
そういうわけで省かせてもらいます。すみません。
イントロだけ聞きましたが、すっごいワクワクする感じでよかったです(

 

 

12曲目 星のカービィWiiメドレー


星のカービィWii」。その名の通り、Wiiで出たゲームです。
ゲーム開発から発売までにかなりの年数がかかり、ファンをやきもきさせた作品でもあったと思いますが、それだけに発売された時の喜びはひとしおだったと思います。
開発に時間をかけただけあってか、作品自体も非常にクオリティが高く、私の中ではカービィシリーズの1,2を争う作品でもあります。

 

こちらもメドレーの構成としては「トリプルデラックスメドレー」と非常に良く似ています。
最初のステージの曲「4人の仲間と:クッキーカントリー」から伸びやかに(?)始まっていきます。
続いて、空のステージ「ナッツヌーン」で流れた「スカイタワー」へ。
原曲は明るくアップテンポな曲ですが、オーケストラでは原曲の明るさを残しながらも落ち着いた雰囲気に仕上がっています。

 

物語終盤、冒険の舞台は異世界の星ハルカンドラへと移っていきます。
メドレーも「スカイタワー」から最終ステージの曲「デンジャラスディナー」につながり、重苦しい雰囲気を奏でた後、
最終決戦の曲「CROWNED」へ。
こちらもまた、最後の戦闘曲でありながら悲しい雰囲気を漂わせている一曲です。
オーケストラでは悲しみがより強調されている印象を受けます。

その後、エンディング曲「Return to Dreamland」の最後のフレーズへとつながっていきます。


「Return to Dreamland」の終わり方ってこう、この物語は終わりだけど、その先にまだ新しい冒険が待ってるよ……みたいな、この先の希望みたいなものを余韻として残しているような曲だと私は感じています。
オーケストラの最後を締めくくるにふさわしい選曲だなと思ったりしました。

 

 

~アンコール~


あしたはあしたのかぜがふく

ゲームボーイで発売された第1作目「星のカービィ」のエンディング曲。
たぶんですが曲名はDSの「ウルトラスーパーデラックス」の時につけられたものだと思っています。(※違ったらごめんなさい)


明るいエンディングテーマですが、オーケストラ演奏では、ずんちゃっちゃ、ずんちゃっちゃという3拍子のワルツ調になっていて、なんだか舞踏会のような雰囲気に。
終盤はフィナーレにふさわしく、管楽器の音が高らかに響いて終わります。


銀河にねがいを:スタッフロール

ファンにも大人気(たぶん)のエンディング曲。
カービィWii」をプレイする前までは、これが一番好きなエンディングテーマでした。
なんて表現したらいいんでしょうかね……口ずさめそうな覚えやすいメロディーで、明るく伸びやかな雰囲気でありながらも、後半部分はどこか切なさも感じさせられる一曲。曲の終盤でさりげなく「グリーングリーンズ」の後半部分のメロディが入ってくるのもまた感動を誘ってきていいですよね。

 

原曲の雰囲気を尊重しながら、オーケストラのフィナーレっぽいアレンジがされてる印象です(適当)。
なんかこう、この曲をバックに演奏者の名前とか流れてそうな雰囲気。



【全体の感想】

近年はゲーム音楽がオーケストラで演奏されることも珍しいことではなくなりましたが、「星のカービィ」という作品単体でのオーケストラ演奏(しかも公式による)は今回が初めてでしょう。


普段はポップで明るいBGMも、オーケストラになるとあまりにも壮大に聞こえてきて、「なにこれ、ほんとにカービィ??」と言いたくなるような衝撃がありました。

 

ですが、同時に感動も大きく。
オーケストラにアレンジされたことで、曲に込められたカービィの世界観が更に広がりを見せていたようにも感じました。

 

実際に会場で聴けなかったのが惜しいくらいの素晴らしい演奏でしたが、
CDで好きな時にオーケストラを楽しめるのも良いものですね^^
疲れた時などに聴こうと思います。


……ところで、10曲目に入っていた「狂花水月」という曲ですが、
私もかねてからオーケストラでの演奏を待ち望んでいたので、
今回収録されていて本当に嬉しくなりました。

実は、2014年のPRESS STARTの公演を聴きに行ったことがあったのですが、
演奏後のアンケートに「今後演奏してほしい曲はありますか?」
という項目があって、
私は迷いなく「狂花水月」と書いたんですね(笑)

実際に会場で聴けなかったのは非常に残念でしたが、
念願叶って本当に嬉しかったです。

 

最近はファンの方々によるゲーム音楽の演奏会も各地で開催されているようですし、
そちらにも一度行ってみたいなあなんて思っています。


カービィの音楽やゲーム音楽が、今後も更なる広がりを見せていきますように。

 

(数年前、ゲーム音楽で卒論を書こうとしたものの、章構成の段階で挫折して諦めたいとねでした)