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お絵かき、ゲーム、アニメの感想など気ままに書いてます

今年はコウペンちゃんブームな一年でした。(※自分の中で)

*もくじ*

長い長い前書き:コウペンちゃんについて

pic.twitter.com

Twitterを中心に大人気の、「なんでも肯定してくれるコウテイペンギンの赤ちゃん」、コウペンちゃん

こちらの、2017年4月の「出勤してえらい!」の投稿が最初の登場といわれています。

コウテイ(皇帝)」と「肯定」のダジャレから生まれた感じのようですね。
その後展開されたイラストや漫画でも、「朝起きてえらい!」「歯磨きしてえらい!」など、コウペンちゃんは日常の些細な事からなんでもほめてくれます。

……などと、今更私が説明するまでもないとは思いますが……。

 

グッズやLINEスタンプなども展開されてますし、皆さんも、どこかでこの子を見たことがあるのではないかと思います。

store.line.me

私も、たぶんどこかでこの子を見ていたはずだったのですが、特に意識はしていませんでした。
しかし、この1年、コウペンちゃんに接する(?)機会が増え、じわじわと心が癒されていき、気が付けば、心の支えの一つにまでなってしまいました。

コロナ禍の2020年でしたが、コウペンちゃんの優しさに支えられた1年ともいえるかもしれません。


……この記事は、夏頃からずっと温めてたものではあるのですが、そんな1年の支えに感謝したいという気持ち……というのはかなり無理矢理な建前だとして、
本音を言うと、とりあえず年内にこの記事を出したいという強い欲望のもと、自分がじわじわとコウペンちゃんにはまっていったきっかけを下記に書いていきます。

紹介記事なのか微妙なところだし、一体誰の得になるんだ!?という感じではありますが、
この記事で少しでもコウペンちゃんの魅力が伝わればと思います。

つい先日、落書きまとめで「良いお年を!」と締めたばかりなのに……
それを差っ引いても、大晦日の締めくくりがこの記事という……自分でもです。
年末のお忙しいところ恐れ入りますが、まったり過ごされている方には暇つぶしにはなるかもしれません。以下、どうぞよろしくお願いいたします。

 

ハマった最初のきっかけ(たぶん):星のカービィの絵本

え、いきなりコウペンちゃん関係なくない?という感じですが、
これはコウペンちゃん作者のるるてあさん繋がりです。

25周年を皮切りに、新グッズがどんどん出ている星のカービィ
私も世代的に、小さいころゲームボーイなどでカービィを遊んだ世代で(※1990年代生まれあたりは、だいたいカービィポケモンを遊んでる感覚です)、10代の頃にも自分の中でカービィブームが再燃、ファミコンの作品から当時の最新作まで遊び尽くしました。かなり思い入れの強いキャラクターです。

で、昨年から、大人も子供も癒される素敵な絵本シリーズ『いつでもカービィ』が刊行されています。

www.shogakukan.co.jp


これの第一弾・第二弾が、コウペンちゃん作者のるるてあさんのイラストだったのです。

おやすみカービィ: いつでもカービィ (いつでもカービィ 1)

星の贈りもの: いつでもカービィ (いつでもカービィ 2)


商品画像からも、ほんわか優しい雰囲気が伝わってくるかと思います。
お話は勿論、挿絵のカービィがとにかく優しく、綺麗で、大変心が洗われました。

そしてまた、るるてあさんの色使いが本当に美しくて、そこにも惹き込まれてしまいました。

きっかけ2:打首獄門同好会さんの「布団の中から出たくない」MV


打首獄門同好会「布団の中から出たくない」

これももう数年前に発表された楽曲で、かなりの再生回数を誇っているのでご存じの方も多いかもしれません。
もう、名前の通りの曲です。
ちょうど布団の中から出たくない時期にもなってきたので、よかったら上の動画を再生しながら読んでみてください。

このMVにコウペンちゃんが登場するのですが、このMVでかなりコウペンちゃんが気になってしまいました。

誰しもが冬に思うであろう「布団の中から出たくない」気持ちを熱いロックで代弁してくれる一曲ですが、コウペンちゃんのかわいらしく優しいイラストともなぜか絶妙にマッチしていて、なんというかシュールでかわいい、そんなMVでした。

曲の後半、なんとかがんばって布団から出て、ごはんの準備をしたり、アイスをもって来たり(!?)……なんでもない普通の日常をがんばるコウペンちゃんがまた健気でした。(笑)

あとは、全体的にるるてあさんの優しい色使いがまた魅力的で、やはりそこにも惹き込まれてしまいました。

 


打首獄門同好会「なつのうた」

「なつのうた」もあります。

 

最後のいちげき:地元での原画展

コウペンちゃんの原画展は前回一度やっていたようなのですが、今年はそのパワーアップ版が各地を巡回。

grayparkaservice.com
(本当は春に池袋で開催予定だったそうですが、緊急事態宣言もあり中止になってしまったようです)

なんとそのうちの1回が、私の地元での開催でした。

ちょっとずつコウペンちゃんが気になっていた矢先に地元での展覧会、これはまたとないチャンスだ!と思い、感染対策も自分なりに講じた上で行ってきました。

当時、抱えていた仕事が佳境を迎えていて、すっかり疲れが溜まっていました。
そんな中訪れたこの原画展……

優しく、美しい水彩画とともに、優しい言葉が溢れていました。

(会場内は撮影OKでしたが、念のため公式の写真を貼っておきます)

 

原画を前にして、私は涙がこぼれそうになりました。


疲れ切っていた私の心はコウペンちゃんたちの優しい世界で浄化され、
コウペンちゃんのことが、もっともっと好きになってしまいました。

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会場に残してきた遺言(

それから:コウペンちゃんを傍に置くようになりました。

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原画展にはショップも併設されてましたので、そのまま色々とお買い上げ。
それから公式のオンラインショップでも何回か新規のグッズを購入。
既に出版されていた書籍なんかも何冊か買いました。

小学館から小説なんかも出てますが、多感な中高生のお話から、働く大人たちのお話までバリエーション豊か。大人もばっちり楽しめる作品でした。

www.shogakukan.co.jp


あと、今年はSwitchで初めてコウペンちゃんのゲームも出ました。
『いっしょにあそぼ~♪ コウペンちゃん』っていいます。

youtu.be

これがまた想像以上のクオリティで、あの水彩画の微妙な滲み具合とか、色合いとかそういうのも見事に表現されていて……。

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言葉の選び方とかもまさにコウペンちゃんワールド。

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なんというかゲームを作った方々が、コウペンちゃんの世界観にとても真剣に向き合って作ったんだろうな~っていうのが伝わってくる良作でした。
一見子供向けっぽいかもしれませんが、むしろ大人がやるべきかもしれません。
興味を持った方、ぜひ一度遊んでみてくださいませ。

 

おわりに思うこと:コウペンちゃん、あなたが一番えらいと思う。

コウペンちゃんの世界に触れていくにつれ、昨年までの自分のことを思い出しました。
仕事で自分を追い込んでしまい、精神を病み、休職していた時期のことを……。

休職中の間、とにかく自分で自分をほめるようにしてみました。
起きただけでもえらいぞ!自分で料理作ってえらいぞ!!などなど。


……あれ、やっぱり私、どこかでコウペンちゃんと会ってたのかな。

深刻なうつ状態までにはなりませんでしたが、本当のうつになってしまうと、出勤するために電車に乗ることも、布団から起き上がることすらままならなくなってしまうと聞きました。
コウペンちゃんは、電車に乗ってえらい!とか、朝起きてえらい!とか。そんななんでもないことも褒めてくれます。

 

本当に塞ぎ込んでしまうと、自己肯定感はどんどん下がっていき、自分のことをひたすら責め続けるようになってしまう……そんな人たちにとってみれば、コウペンちゃんの存在はかなり大きなものになるんじゃないか、なんて思いました。

(実際休職期間前後の私も、ちょっとだけそんな精神状態でした。良かれと思ってしてくれた友人のアドバイスも、ぜんぶ私の心を抉っていくように感じられてしまったりとか……)

 

だから、もっと早く……去年のうちにでも出会っていればよかったなあ~とちょっと思っちゃいましたが、それでもこのコロナ禍という、誰だって塞ぎ込んでしまうような状況の中で出会えたのも、また良かったことなのかなと思います。

 

来年もまた、コウペンちゃんを傍において、時に癒されながら頑張っていこうと思います。

改めて、良い一年になりますように!

お気に入りの「神様コウペンちゃん」を置いて締めさせていただきます。
非常に長い散文ではございましたが、ご一読ありがとうございました。。
よいお年を!!